市民が地元のお気に入りの場所を自ら発信し、全国の人たちに情報を共有してもらう試みがスタートする。NPO法人キッズバレイ(赤石麻実代表理事)が料理レシピサイトを運営するクックパッド子会社のホリデー(本社東京都)と連携し、同社のサイトを通じ、桐生市の魅力を訴えていく。本町五丁目にあるNPOの拠点「cocotomo(ココトモ)」で28日、情報発信のためのワークショップを開く。
ホリデーは一般の人が旅情報や外出プランを紹介できるサイト。ガイドブックに載らないが地域で愛されている魅力的なスポットが掲載されるのを特徴にしている。この仕組みを活用し、それぞれが“とっておきの場所”と考える情報を発信して桐生を訪れる人を増やすとともに、地元の魅力を再発見するのが狙いだ。
観光振興の後押しになるため、市も後援した。「桐生を盛り上げたい」「地元をもっと知りたい」と考える高校生以上の市民なら誰でも参加できる。当日は桐生のまちを散策し、参加者がお出かけプランを作成する。
「地元からの発信が何より魅力が伝わる。派手な観光名所がない分、いいところを知ってもらい、訪れる人を増やしたい」と赤石代表。講師を務めるホリデーの谷里穂さんは「ワークショップを通じ、皆さんとともに桐生の魅力を再発見し発信できれば」と話す。
時間は午前11時から午後5時まで。参加無料。住所氏名、携帯電話番号、メールアドレス、ノートパソコンかタブレット端末所有の有無を明記し、電子メール(contact@kids―valley.org)で申し込む。問い合わせは事務局(電0277・46・7486)へ。
関連記事: