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復活への思い

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 秋になり、中体連の野球も新チームが始動した。桐生・みどりの中学は公立と私立で17校。この春にはみどり東と桐生大付属を除いた15校が合同チームを含めて大会に出場していたが、新人戦に出たのは12校。夏に樹徳、秋に黒保根、梅田と3校の名前が消えた▼いま梅田は部員が1人。廃部はせず、来年以降の新入生の入部を待っている。その生徒はほかの部活と悩んだ末に野球を選んだ。3年生が抜けた夏休みには清流と一緒に練習をした。人数がそろう清流と合同は組めなかったが、市の大会には梅田のユニホームを着用して清流のベンチ入りを許された。試合には出られないという条件だったが、ともに練習した仲間たちをスタンドからではなくベンチで応援したいという思いがあったのだという▼一方、春には4校合同で出場していた境野が夏から単独で復活。部員や顧問の教諭が熱心に勧誘し、9人そろった。小学生のときにサッカーやダンス、空手をしていた子たちが入部。「中学で新しいことを始めたかった。野球は新鮮」「チームのみんなと喜びを分かち合えるところがいい」と野球の楽しみを見つけたようだ▼2020年東京五輪で野球が復活。球都の競技人口も盛り返せるか。(里)
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