軟式野球のニッポンハム杯第18回関東学童秋季群馬県大会の準決勝・決勝が10日、前橋市の敷島球場で開かれ、大間々東小リトルジャイアンツ(みどり)が決勝で矢中ビクトリー(高崎)に2―1で逆転勝ちし、3年ぶり5回目の優勝を果たした。これで今シーズンに開かれた県野球連盟主催の学童4大大会(関東学童秋季、県選抜少年学童、全日本学童、県少年学童)のすべてを桐生みどり勢が制し、地元に4本の優勝旗がそろった。
29年間、同チームで子どもたちを指導し続け、1999年には県勢初の全国制覇を成し遂げた山下勉コーチ(69)=みどり市大間々町大間々=にとっても、ちょうど20回の節目の県制覇となった。
山下コーチは、「自分がコーチを始めたのはサッカーのJリーグが始まる直前。野球をする子どもたちが少しでも増えてくれればという思いで始めた。野球は楽しくやるのが一番」と話していた。
今季の地元勢の活躍を振り返ると、春には県選抜少年学童を菱・境野子供会、全日本学童を西小ファイターズが制覇。夏は県少年学童を広沢子供会が制し、新チームとなった今回は大間々東小が制した。依然、地元の優勢が続いている。
同チームは11月19、20日に千葉県日本ハムファイターズタウン鎌ケ谷で開かれる関東大会へ出場する。星野ひので主将=新里中央小5年=は、「関東では県勢初の優勝を目指して頑張りたい」と話していた。
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