桐生地区少年サッカー連盟(島田正博委員長)所属チームの小学6年生81人が22日、日産スタジアム(横浜市港北区)で行われたサッカーJ1最終節横浜F・マリノス─松本山雅FCという故松田直樹さんゆかりの両チームの対戦を観戦した。
桐生出身の松田さんの偉業と精神を伝承しつつ、元Jリーガーによるサッカー教室とAED(自動体外式除細動器)の認知・普及を目的とする「松田直樹少年サッカークリニック」(2012年から開催。桐生市サッカー協会主催、桐生タイムス社企画・協力)の一環。
4年目となる今回から、松田さんが長く活躍した大迫力のスタジアムで現役選手のトップレベルのプレーをじかに見ることで、子どもたちに夢を持ってもらおうと、J1観戦ツアーとし、横浜F・マリノスと同イベント協賛各社からの協力で実現した。
子どもたちにはピッチ間近の“特等席”が用意され、大型ビジョンに映りアナウンスで紹介されるという横浜F・マリノスの粋なサプライズもあった。
試合は横浜が攻め込み、決定機を何度も創出するが、松本も耐えてスコアレスドロー。ゴールシーンは見られなかったものの、「シュンスケ(中村俊輔選手)のコーナーキックがすごかった」「みんなうまくてびっくり」と興奮ぎみに話す子もいれば、「両チームともディフェンスが堅かった」と冷静に分析する子も。
バス車内ではAEDを使った心肺蘇生法を紹介するDVDも鑑賞し、万が一の際の対処に関心を寄せていた。
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