自家栽培キノコを使った総菜販売に取り組む桐生きのこ園(桐生市浜松町二丁目)が、敷地内に直売所を開設する。農林水産省が推進する6次産業化事業の認定を受け、昨年から取り組んできた5種類のきのこ総菜はようやく完成。直売店は、これらの商品を販売する販路の一つでもある。店舗は先日完成し、11月14日オープンを目指して準備が進む。焼きたてのきのこピザや、生キノコなども扱う予定で、「桐生市内外の人たちにキノコのおいしさを伝えたい」と、中島崇さん(62)は意欲をみせる。
自家栽培キノコを使った総菜販売に取り組む桐生きのこ園(桐生市浜松町二丁目)が、敷地内に直売所を開設する。農林水産省が推進する6次産業化事業の認定を受け、昨年から取り組んできた5種類のきのこ総菜はようやく完成。直売店は、これらの商品を販売する販路の一つでもある。店舗は先日完成し、11月14日オープンを目指して準備が進む。焼きたてのきのこピザや、生キノコなども扱う予定で、「桐生市内外の人たちにキノコのおいしさを伝えたい」と、中島崇さん(62)は意欲をみせる。
6次産業化とは、1次産業である農業などの生産者が、2次産業の加工や、3次産業の流通・販売も手掛けること。農水省では6次産業化事業の認定制度を設け、生産者の6次産業化を推進している。昨年、桐生地区で初めて認定された桐生きのこ園では、前橋にあるサポートセンターの協力を得ながら、1年かけて商品開発や販路開拓に取り組んできた。
今回開発した総菜は、「キクラゲピクルス」「しいたけの茎甘辛いため」「しいたけ味噌」「はつえばあちゃんの手作りおなめ」「アワビタケのバターライスの素」の5種類。崇さんとともに商品開発に取り組んだ妻のまゆみさんは、「味付けには悩みました。社員みんなに試食を頼み、ようやく完成したレシピです」と振り返る。
販路を探す一方で、中島さん夫妻は直売店の開設も計画。「どこで扱っているのか、以前から問い合わせがあり、品物を自分たちで管理しながら顧客の顔も見える直売店を設けることにしました」と、崇さんは経緯を語る。倉庫を改装した直売店には、ピザ窯も設置。5種類の総菜のほか、きのこをたっぷり乗せたミックスピザも販売する。トマトソースまで手づくりしたオリジナルピザだ。
ほかにもエノキタケのジャーキーや、ステーキ用ジャンボシイタケなど、同園で生産する6種類のキノコの加工、未加工品を扱う。「ゆくゆくはキノコ狩りメニューも設けたい」とも。11月14日にオープンの予定で、日曜定休。営業時間は午前10時~午後5時。問い合わせは桐生きのこ園(電0277・46・3089)まで。
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