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12球団ジュニア、今年は地元から4選手

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 プロ野球12球団が、秋から年末までの期間限定で小学6年生を対象に編成しているジュニアチームに、今年、桐生市とみどり市から4人が選抜された。桐生市からは川井泰志選手(12)=西小6年=、堀慶勝選手(12)=同=、横倉拓実選手(12)=広沢小6年=の3人。みどり市からは今野純之介選手(12)=笠懸東小6年=の1人だ。川井、堀、横倉の3選手は埼玉西武ライオンズジュニア、今野選手は東京ヤクルトスワローズジュニアに所属。各球団OBが監督・コーチとして指導し、プロと同じユニホームが支給される。

 これは日本野球機構とプロ12球団が、「子どもたちが“プロ野球への夢”をより身近に持てるように」と創設したもの。12年目を迎え、ジュニア出身で日本代表に選ばれたり、プロ入りしたりする選手が増えてきた。2015年に東北楽天ゴールデンイーグルスからドラフト1位指名を受けたオコエ瑠偉選手(19)は、読売ジャイアンツジュニア出身だ。

 昨年は12球団に群馬県から選ばれたのは桐生市の菊池翔斗選手(13)=広沢小出身=、野中駿哉選手(13)=新里東小出身=の2人だけだったが、この2人が昨年、報道陣の注目を集めるなど活躍。「冬休みにテレビで見て格好良かった。自分もあの舞台で試合をしたいと思った」(川井選手)など、後輩たちに影響を与えた。

 今年の選考会には、関東一円から腕に覚えのある選手たちばかり西武に480人、ヤクルトに456人が参加。プロが直接見て選考し、各球団とも18人ずつ合格した。

 川井、堀の両選手は西小ファイターズのバッテリーとして、選考会でも一目置かれる学童野球の甲子園「高円宮賜杯全日本学童野球マクドナルド・トーナメント」(8月、東京)に出場。横倉選手も広沢子供会の遊撃手として、昨年、同大会へ出場している。今野選手は笠懸東小イースターズの捕手として、昨年、県で準優勝している。

 12球団ジュニアたちはプロと同じユニホームを着て、年末に開かれる「NPB12球団ジュニアトーナメント2016」で日本一を争う。練習は土・日曜日などに、西武プリンスドーム(埼玉)やヤクルト戸田球場(同)で行われている。

 「チームメートは面白い子たちばかり。仲がいい」といい、川井選手は「目標はエース」、堀選手と今野選手は「正捕手で出てクリーンアップを打ちたい」、横倉選手は「レギュラーで1番ショート」を目指し、練習に励んでいる。
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